2009年11月09日

男だねぇ

昨日は、Jリーグ第31節 vsジュビロ磐田。
鈴木監督の退任が決まって数日。
さすがに選手も報告を聞いた時は、沈んだ雰囲気になったようだが、
その後は、鈴木監督のためにも・・・という気持ちで一丸となったようだ。

前半から猛攻を仕掛ける新潟。
ここ数試合、こういう入り方をしている感じだが、
この攻めている時間帯に点を取れなった。
しかし、昨日は違った。
ジウトンからのロングスローから、大島が競って先制点を上げる。
1-0。
その後も新潟の時間のまま、前半終了。
前半は、磐田の攻撃をシュートゼロに抑える。
後半、磐田の時間帯も多少あったが、危険なシーンはほとんど無し。
次の得点も新潟に入る。
大島が切り返しで一人かわし、冷静に決めて2-0。
サッカーで2点リードはセーフティーリードでは無いと言われるが、
昨日の新潟の安定振りからすれば、2点目で勝負は決まった。
男だねぇ
リーグ戦の連敗を止めた。
そして、磐田のシュートを2本に抑える完勝!
前半の攻撃は、本当に素晴らしかった。
あれだけ後ろから選手が走りこんだら、磐田の守備は後手後手だ。
素晴らしい攻めだけでなく、しっかりバランスは取っていて、好守の切り替えも早い。
そのバランス、リズムを作っているのが2人のボランチ。
DF陣も強力な磐田2トップを完全に抑えてたね。

こういう素晴らしい試合の時に限って新聞は休刊。
仕方ないので、コンビニでスポニチを勝ってきたが、
紙面の大半が、千葉のJ2降格と仙台、C大阪のJ1昇格の話題。
さらに山形がシュートゼロというJリーグ記録を作ってしまったんで、
磐田vs新潟の記事は小さかったicon15

この試合で4月以来のゴールとなる2ゴールを上げたのが大島。
大島は山形時代、鈴木監督に育てられ、横浜FMで日本人得点王まで上りつめた選手。
横浜FMを解雇になって、数チームからのオファーの中で今シーズン新潟を選んでくれた。
育ててくれた鈴木監督からの誘いに入団してくれたのだ。
そんな恩師である鈴木監督の退任が決まったのが先日。
周りのみんなが思っている以上に、この試合にかける思いが大島にはあったのではないか。
得点以外の部分で大きな働きをしている今シーズンでも、
FWとして得点という結果がなかなか出せずにいた。
しかし、昨日の試合では4月以来となるゴールを上げる、しかも2得点。
多くを語らなくても、大島の気持ちが十分伝わってくる2ゴール。
なんか、泣けてきたね。

リーグは残り3試合、天皇杯は勝ち続ければ4試合。
鈴木監督と1試合でも多く戦い、そして勝利する。
選手たちの気持ちは、そんな思いで結束しているように見える。

鈴木監督退任が決まったからには、気持ちを切り替えようと思っていた。
しかし、磐田戦の素晴らしい鈴木サッカーを観たら、また気持ちが揺らいできた。
1試合でも多く鈴木監督と戦いたいのは、選手だけでなくサポーターも同じ思いだ。
大きな目標を鈴木監督と共に達成したい。




Posted by さくらい at 20:59│Comments(0)
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